今回はYahoo知恵袋や他のブログに「これでもか!」と書かれていたテーマです。
「スマホを購入したのは良いが、いつまで経っても操作を覚えずに何度も同じことを聞いてくるので疲れたりストレスになる。」
という内容が溢れていました。
スマホが苦手な方に教えるときのポイントは
- 本人に覚える気があるのか
- 覚えてほしい内容は少しずつ「暗記」
- 聞かれたこと全部を教える必要はない
大きく分けてこの3点です。
ここら辺の見極めをすれば自ずと解決するパターンも増えるでしょう。
私も職業柄、実家に帰った時には色々聞かれます。
その時はしっかりサポートしています、LINE等での質問等は状況が分かりにくいのでビデオ通話を使って解決できるか試すこともあります。
操作の案内は数千回行っているので、コツさえ掴めば解決できる可能性は格段に上がります。
ではさっそく解説していきましょう。
スポンサーリンク
目次
本人に覚える気がないならあきらめる事も重要?
ここは一番重要な部分です。
利用する本人に覚える気がない場合はいくら教えても無意味です。
本人が自分の意思で「覚えたい」というように誘導するか、素直に諦めましょう。
一番難しい「覚えたい」と思うための誘導
「いつでも言えばやってもらえるので自分は何もしなくていい」と思われると非常に厄介です。
これを頭ごなしに「自分で解決して」と言っても解決しません。
なので「自分で覚えないといけない」と感じてもらうのがいいでしょう。
- 遠くに転勤になったら
- 災害時に連絡がとれなくなったら
など万が一の場合の話をして、必要に迫られたときに何もできない危険性を話してみたり
別パターンとして
- ドコモの電話教室に通ってもらう
も有効です。(ドコモに限らず教室なら問題ないです)
同じレベルの「覚える気がある人」と一緒に話す時間を作ってある程度は覚えてもらうようにします。
家庭環境だったり性格も異なるので一概に答えはありませんが、色々試してみましょう。
刺激が強いショック療法
これを行った後、喧嘩になるかもしれないので最終手段です。(正直これをするなら諦めるのも視野に入れましょう)
これは教える側も多少詳しくないとできません。
まず、AndroidでもiPhoneでもいいので携帯を借りた時にコッソリとバックアップをとっておきます。
そしてわざと初期化します。
きっとパニックになります。
電話帳は?LINEは?写真は?思い出や大切なデータが消えた!と思うはずです。
最終的にはデータを復元するので問題ないですが、自分である程度は覚えないといけないと思ってくれるはずです。
逆効果だと自分にはスマホを触らせたくないと言われるかもしれませんが。。
実際に急なトラブルや危険性を体験してもらい、人任せはいけないと感じてもらう方法です。
それでもだめな場合は諦めてもらう事も重要
本人の「覚えたい」意思なくしてスマホを使いこなす事は出来ません。
勉強をする気がない子供に無理やり塾に行かせても成績が上がらないのと一緒です。
先ほどのショック療法等を使ってリスクを体験しても変わらない場合は仕方ないと思います。
「覚えない」「教えない」などの一方通行では何も解決はしないため素直に諦めましょう。
一気に教えすぎはNG!小出しの「暗記」で慣れてもらう
わからないうちは、質問の内容が難しいのか簡単なのかすらわからないため対処に苦労すると思います。
最初から1から10まで教えることなく、ポイントだけを小出しにして暗記してもらいましょう。
難しい質問も答えをシンプルに
- ウイルスに感染したと出てきた
- 変な画面が出てきた
- スマホの動きがおかしい(重い等)
のような質問を初期段階で丁寧に伝えるとパンクしてしまいます。
- 分からない事があったらホームボタンで戻る
- それでもだめなら再起動
これぐらい単純に説明をしてみましょう。
例えば「スマホが重いのはメモリを圧迫してるからで、起動時間も○○時間超えてるし、いらないアプリ消したり定期的に再起動したらいいね」と言っても無理です。
最初は「重い」の意味や「なぜ同じことをしていてメモリを圧迫するのか」等がわかりません。
「感覚的に動きがいつもと違って変だな?と思ったら再起動してね」ぐらいに抑えておきましょう。
慣れてきたころにちょっとずつ説明をしましょう。
覚えた単語の量で説明の仕方を変える
例えば今日初めてガラケーをAndroidにした人に
「アプリ落とすためにGoogleアカウント必要だからアドレスとパスつくって。ダウンロードするときはデータ量使わないようにwifiでやってね」
こんな説明をしても相手は理解できませんよね。
「LINEとかゲームみたいなアプリを使えるようにするために、gmailっていうアドレスとパスワードを1つ考えてもらっていい?
普段は使わないけど、機種買い換えた時とか故障したときに使うからメモはとっといてね。
アプリを本体に入れるときに通信料がかかるんだけど、Wifiっていう無線に繋ぐと通信料かからなくなるから使うといいよ」
これでも多少「??」になると思いますが「そういうもんなんだ」ぐらいに留める事は出来ます。
基本的には喋るときのスマホ用語がどこらへんまで出て来るかで言い方を変える必要があります。
他人に教えるのは難しいと思いますが、家族ならある程度予測しながらできます。
最初は無理せず、少しずつ確認しながら覚えてもらいましょう。
スポンサーリンク
無理に教えると逆効果?アカウント設定や周辺機器設定はこっちですべて設定!
一度設定すれば2度とやらないような内容や、数年は同じ作業をしない事はこちらで設定しちゃいましょう。
例えば初スマホでLINEを使うまでに必要な
- Googleアカウント設定
- LINE設定(メールアドレス登録含む)
これはアドレスとパスワードを1つ(LINEで違う物を設定するときは2つ)決めてもらって、メモを保存してもらえばOKです。
そのメモを見ながら設定してしまいましょう。
なぜなら故障で初期化されるか機種変更する時以外に使わない為です。
何も知らないうちにここを説明する必要は特にありません。
同じ考えで自宅のwifi接続やプリンター接続などは特に教えることなく使える状態にして、操作だけを伝えましょう。
自分で調べるのは基礎が出来てからでないと難しい
よく「自分で調べればいい」という話を聞きます。
ですが、初心者にとっては非常に難しい事であり教える側も無責任です。
効率よく調べるためには
- 適切なキーワード
- 検索結果で正確な情報を見極める
この2つは最低限重要です。
検索ワードのコツは慣れるしかない
- 長文で検索しない
- 複合は多くても3つまで
あたりのコツだけを伝えて、変な癖をつけないように(ついているなら早めにとるため)しなければなりません。
例えば迷惑メールが急に沢山入ってきてしまったときに
- ドコモ 迷惑メール 対策
- ドコモ 迷惑メール 設定
等で調べられるかというとそうではありません。
人によっては
- 急に迷惑メールが増えた ドコモ
- 迷惑メール アドレス長い
等で検索したりします。
早めに適切なキーワード選定ができる補助をしておきましょう。
検索結果から自分の欲しい情報が得られるかどうか
明らかに何年も前の古い情報だったり、同じサイトの似た記事を何度もみてしまったりすることもあります。
それで解決すればいいのですが、自分の欲しい情報にたどり着けるかどうかは検索したサイトを理解する力が必要です。
それなりに検索は出来ても、自分の欲しい情報とかけ離れたものを見ないように注意しなければなりません。
こういった「自分で調べる」技術はすぐに身につくものではないので、しっかりと基礎を固める必要があります。
まとめ
- 覚える気がない場合は説得、ダメならあきらめる
- 教えるときは焦らず小出しにする
- 1~2回しかしない作業はこちらで設定する
- 自分で調べるのは基礎が出来てから
意識することは多いですが、やはり家族なので嫌なムードになったり喧嘩せずにすることが重要です。
何度か同じことを教えるのは当たり前なのでそこに腹を立てることなく対応しましょう。
スマホがない時代を生きてきた年数が違いますし、電子機器の慣れも個人差はあります。
根気よく気長に、ストレスを溜めないように頑張っていきましょう。