購入前にしっかり相談して必要かどうかをちゃんと伝えてあげよう。
あなたの両親が「スマホに機種変更したいんだけど」と相談してきたらどうしますか?
- 今から使いこなせるかな?
- 色々質問されそうでめんどくさそう
- 料金が上がるのは大丈夫なのか
等、パッと思い浮かぶだけでも色々きになりますよね。
これはまだ購入前の段階なので、自分の対応で何とかできます。
しかし、購入後のトラブルは多く見受けられます。
- 使い方を覚える気がないため何でも聞いてくる
- 同じ質問を何度もされる
- 何もしてないのに壊れた(壊れていないがわからない画面が出た)
何度もこういったことがあると疲れますよね?
今回は私の体験談を踏まえてこういった問題をなるべく負担を掛けずに解決する方法をまとめます。
こちらの記事では購入前の対策なので、購入後については別記事を作成予定です。
私はドコモショップ勤務歴8年目で、これまで何千人もの操作案内をしてきました。
そのため、両親が初スマホを持っても大きなトラブルは無く過ごして来れたので役立つと思います。
*正確には母が4~5年、父は最近購入したばかりです。
父の使い方ではスマホは不要と思っていたので無理にオススメはしませんでした。
私の両親が初スマホこ購入したのは50代後半でしたが、70~80代の方が使う場合にも応用できます。
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目次
検索をしないならガラケーで十分!本人の意思が強い時は?
そもそもガラケーで十分な場合とは
- 電話やメールがメイン
- 検索はしない(ほぼしない)
- 外でネットをしない
この条件が揃うなら無理にスマホを進める必要はないですし、本人がほしいと言っても一度話を聞きましょう。
スマホのメリットはどこでも検索できることです。
「検索しないのに何でスマホにするの?」とすぐに思ったあなたは正解です。
そこを踏み込んでヒアリングをして、本人の意志の強さを確認しましょう。
同じ事しかしないのに料金は高くなるし、操作を覚えなおす手間もかかる。
さらには操作を覚えきれずにガラケーに戻すとなればまた料金が発生するので時間もお金もムダになります。
ではどのように話を聞いていけばいいのか。
スマホは高い物という事をしっかりと説明する
まず前提として、どれだけの費用が発生するか伝えて必要かどうかをしっかり意識させましょう。
ドコモなら安い機種でも3~4万、高い機種なら15万以上します。
もちろん2年間使えば安くなりますが、途中で挫折する恐れを考えて定価が非常に高い事を伝えましょう。
「そこまで大きい買い物をして何をするの?」と聞いてみて
明確に「○○がしたい」と返ってくればOKです。
「みんな持ってるから…」と返ってくるなら要注意です。
前者は明確な目的があります。
購入に対しての費用や、自身で操作を覚える気力があるので無理に反対しないほうがいいです。
対して後者は自分の意思より周りに流されてるだけなので、あとでトラブルになる可能性が高いです。
万が一使えなかった場合に料金でグチグチ言われたり、同じ操作を何度も教える事になります。
流されているだけでも購入意思だけは強い場合の対策
急にスマホだけにして操作が出来ない場合、あなたに四六時中ヘルプを求められては大変ですよね?
それを防ぐために「ガラケー+タブレット」を提案してみましょう。
万が一スマホが使えなくてもガラケーが残っていれば電話やメールはできるので安心です。
そして、タブレットで操作慣れしておけばスムーズにスマホへ移行することができます。
wifi環境があればwifiタブレットから
今なら1万円台の安い物もあるので、無理に契約をする必要はありません。
元々外でネットをしないので、自宅専用で十分です。
wifi環境がなければキャリアで契約をしましょう。
wifiタブレットより費用は高くなりますが仕方ありません。
購入する前に約束を!サポートの範囲は明確に決めておくとトラブル回避になる
どのような理由であれ、購入したのであればサポートは必要です。
しかしすべてをサポートすることはできません。
私自身、月1実家に帰るかどうかなので全ては不可能です。
メールやLINEで聞かれても、実機を自分で操作して伝えない限りは無理なこともあります。
そこで必要なのは事前にルールを決めておくことです。
- 1度きりで覚える必要がないことは自分で操作(設定)を済ませる
- 何度も操作することは理解してもらうよう伝える
- 急を要する場合は近くのわかる人かショップに行く
ここら辺ははっきりさせてから購入しに行きましょう。
アカウント作成等の設定は最後まで自分で設定してから渡す
GoogleアカウントやApple IDは一度作ってしまえば、今後作ることはほぼ100%ありません。
そのような作業の場合はIDやパスワードだけ本人に決めてもらい、操作はこちらですべて完了させてから渡しましょう。
LINEの登録なども機種変更や故障でもない限りは行うことはないので設定してから渡すようにするとスムーズです。
どうしても説明を求められたり、自分で操作する場合は説明します。
しかし「これに関しての次回以降の質問に対しては答えない」等の約束をしましょう。
「今覚えるべきことと、そうでないことがある」という点を理解してもらうことが重要です。
日常動作はしっかりと理解するまで伝える
逆に
- ホームへ戻る
- マナーモード
- 文字入力
あたりの基本動作は何度か見せた後に本人に操作してもらいましょう。
ここだけは反復操作で慣れてもらうしかありません。
初日に関しては多少の暗記になる部分もあります。
誤操作で変な広告を開いてしまったり、普段と違う画面が出た時の対処も同時に伝えましょう。
- 1画面前に戻る
- タスクを切る
- 再起動する
等のパターンで、利用者が一番楽と感じた方法をとりあえずは覚えてもらいましょう。
「焦った場合は再起動」などのルールを最初に決めておいて、日常動作に慣れてきたころにタスクを切るなどの別の方法を伝えるといいかもしれません。
サポート出来ない場合は他に頼る事
どうしても時間的に無理な場合
- 近くの友人
- ドコモショップ
- インフォメーションセンター
等に頼るよう伝えます。
ショップには限度がありますが、スマホ初心者であれば解決できる可能性もあります。
インフォメーションセンターだと相手に実機が見えていない為解決できない可能性があります。
初心者の場合、言葉のみで相手に状況を伝えるのは非常に難しいため解決できる可能性は少ないですが電話帳には入れておきましょう。
まとめ
- 本当にスマホが必要か
- 「ガラケー+タブレット」等の提案もする
- 購入後のサポートは事前に決める
この3点をしっかり意識して、購入後のトラブルに備えましょう。
せっかく購入するならお互いに気持ち良くスマホを使いたいですよね?
50代~は特にPCやスマホに対する適正に差があるので、トラブル回避のためしっかり確認しましょう!
機械音痴だし、使えなかったら後々めんどくさそうなんだよね。